逃げれるときは逃げていいんだ

むかし図書館で借りた本に「Tiny Tiny Tiny」て本があったと
思ったんだけど、昨今ネット上&はまぞうで調べても出てこないので
なにか間違ってるのかもしれない。


文藝の何回目かの新人賞受賞作品が受賞後一作目だった気がするので
その気になって河出書房新社を調べればわかりそうだけど、
まぁ。面倒なので後でやるとして


この本の内容の一部が↑(題名)


文藝や文藝系の読み物が好きだったのは
たぶん短大の頃で、あまりに昔すぎて内容を大体忘れてるんだけど
たしか女子高生がクラスメートのホモを観察してる話だった気が(え)


いやいや。純文なのでホモじゃなくて
なんだろうあれは。関係性をひとつの言葉であらわせないのが
もう昔から続く純文学の特徴だよね。
ともかくホモじゃないんだけどB君に執着を見せるA君てのがいて
その二人を観察してる女子高生の話だったよ(違ったらどうしよう)


ではじめB君はA君をけっこう邪険に扱ってるんだけど
B君てのが結構複雑な家庭環境なのか人格形成なのかしちゃってて
何かからもうずっと逃げているんだけど
逃げ切れなくなっちゃって
そういうのがどんと来てある日奈落にはまっちゃうのね。
それでA君にすがりはじめちゃうっていう。


救いもなにもない話だったけど、印象だけは鮮明で
いまだに私の中に残っているっていうのは
そういう価値のある話だったってことなんだろうと思う。


その中で女子高生は言うわけ。
何かのアニメで「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ」という主人公がいたけど
私は逃げていいと思うのね。
逃げれるときは逃げていいのよ。
それでも本当に逃げられなくなるときがいつか必ず来て
そのときが来たらもう立ち向かうしか他にないんだから、って。


記憶曖昧だけど、そんなようなことを言ってたのさ。


それをすごく覚えてるし、実際そう思う。


だから私は逃げるの賛同派。
逃げれるうちは逃げてやる!
(……そうして夏休みの宿題を始業式の日の午後からはじめてた人。ぎゃふん)