2006-02-23から1日間の記事一覧

昔詩ログ第二弾

三日月の背に追いつこうとしていた 小さな夏が終わろうとしていた 泣くような声がひとつ聞こえて動けなかった社の前 待っていた 僕を連れ出すものを ほわっとひかる虫がいた 里の祭りは地面に溶けて ちょうちんだけが浮いていた 黒々とした浴衣の中の帯みた…